我が家の近く、おもに城山公園で見かけた晩秋のいろいろな実です。(2007年11月) (1)ピラカンサ・・・バラ科、花5〜6月、実10月〜 トキワサンザシの仲間の総称、常緑広葉樹、低木、 赤、白、オレンジの実(園芸種)がある。 <小鳥が好んで食べるようです。狭山にいたとき借りていた畑に、いつの間にか 芽が出てきてかなり大きくなりました。こちらに引っ越してくるときに鉢に植え替えて きましたが、まだ実がなりません。(4,5年経つと思うのですが) きついとげがあるので、あまり大きくならないようにと選定したのですが、 選定時期ややり方がまづいのかもしれません> (2)ベニシタン(紅紫檀)・・・バラ科、花6月、実9月〜 コトネアスターの仲間、枝が水平に這うように広がるのが特徴、 <5,6ミリの小さい赤い実が並んでついて可愛いです> (3)ソヨゴ(冬青)・・・モチノキ科、花6〜7月、実10月〜4月 クチクラ層の発達した固い葉がかぜにザワザワとそよぐところからついた名、 火にあぶると、葉が膨らむことからフクラシバの別名、 関東から西の山地でみかける雌雄胃異株、常緑低木〜小高木 <小さなさくらんぼのような実が可愛いいです> ((4)サネカズラ(実葛)・・・モクレン科花8〜10月実10〜11月 常緑つる性植物、関東から西の低山に生える、花は黄白色、庭木や盆栽に使われる。 枝の粘液を水に溶かして、整髪に用いたことから、別名美男葛(びなんかずら)、 雌雄異株、 <まるでイヤリングやペンダントのような赤い実がとても魅力的です> (5)ネズミモチ(鼠黐)・・・モクセイ科、花6月、実10月〜11月 モチノキに似た木に、鼠の糞のような黒紫色の実がつくので、ネズミモチの名。 大気汚染や潮風に強いので、実用木として、庭に植えられる。関東から西に自生。 <実はきれいな紫色で、やや楕円形で、緑から紫色に変わる色も美しく、とても鼠の糞には みえません。ただ、枯れてちじんで黒くなってくるとそのようにも見えますが。 植木を選定している人に名前を聞いたら、木の先が鼠の尻尾のように ひょろっと伸びるからと言ってましたが、そちらのほうが納得できます。 潮風に強いということですが、先日、神奈川県平塚に行ったら、マンションの庭に 松の木とともにたくさん植えられていて、実がたくさん生っていました。> (6)どんぐり<しらかし> <ドングリについて調べてみました。>
斜体文字は2年かかって実るドングリ) <城山公園をちょっと歩くと、何種類ものドングリがたくさん落ちています> (7)ネムノキ(合歓木)・・・豆科、花は6〜7月、実は9〜11月、古名ネブ 北海道以外の各地の山野に生える落葉高木、葉は夕方から閉じ、花は夕方開く、 <葉をなでて眠らせて遊んだ懐かしい経験は 大抵の人にあるのではないでしょうか> (8)フジ(藤)・・・マメ科、花4〜7月、実9〜11月 フジの語源は、花が「吹き散る」からといわれる。 フジ(ノダフジ)、ヤマフジがあり、それぞれ、いろいろな園芸品種がある。 蔓は強靭で、諏訪大社の御柱をひく、内皮で衣や畳のふちを編んだ。
(9)クロガネモチ(黒鉄黐)・・・モチノキ科、花5〜6月、実11月〜4月 枝は暗褐色、葉は表面が濃緑色で、全体にくろみがかって見えるので、この名が ついたといわれる。水分が少ないと黒っぽいいろになる。 関東から西の団地の山に自生、常緑高木、雌雄異株 冬の間中、赤い実を鑑賞できるので、庭園や神社の境内などに植えられる。 (10)ユズリハ(譲葉)・・・トウダイグサ科、花5から6月、実10月〜 花の咲く初夏のころ、太い枝先に、新しい葉と古い葉の新旧交替がよく目立つ。 譲葉の名の由来も枝葉を新年の飾りに使うのも、この現象に由来する。 暖地の山に自生、庭木としても植えられる。常緑高木。雌雄異株。 (11)ムラサキシキブ(紫式部)・・・クマズラ科、花6〜7月、実10〜11月 源氏物語の作者にあやかった名前。果実の美しさから別名実紫 ほぼ全国的にひろくじせいする。2から4メートルの落葉低木。 すべてに小ぶりの近縁種、コムラサキは庭木や鉢によく植えられる。 (12)アオキ(青木)・・・ミズキ科、花4から4月、実12〜3月 枝が青いので、アオキの名がついたといわれる。 光沢のある葉や赤い実が美しいので、海外でも知られる日本産の常緑低木、雌雄異株 斑入りの葉など園芸種もいろいろある。 |